オール電化の料金は安い? 光熱費の内訳と時間帯別プランのメリットを解説

オール電化の料金は安い? 光熱費の内訳と時間帯別プランのメリットを解説 賃貸の話

「オール電化って本当にお得なの?」

最近はIHクッキングヒーターやエコキュート付き物件など、オール電化の賃貸も増えてきました。

この記事では、オール電化住宅の光熱費の内訳や、時間帯別料金プランの仕組み・メリットを分かりやすく解説します。

そもそもオール電化とは?

オール電化とは、家の中のすべてのエネルギーを電気だけでまかなう住宅設備のことです。
つまり、ガスは一切使わずに、以下のような機器をすべて電気で動かします。

  • IHクッキングヒーター(キッチン)
  • エコキュート(給湯器)
  • 電気式の暖房・床暖房
  • 電気温水器

光熱費の内訳はどうなる?

オール電化にすると、ガス代が“ゼロ”になる代わりに、電気代にすべて集約されます。

一般家庭の光熱費のイメージ(1人暮らしの場合)

内容通常の家(電気+ガス)オール電化
電気代約4,000〜6,000円約7,000〜10,000円
ガス代約3,000〜5,000円0円
合計約7,000〜11,000円約7,000〜10,000円

※季節や契約内容によって変動あり

「合計金額」はそこまで大きく変わらないことが多く、生活スタイルによってはオール電化の方が安くなることもあります。

オール電化で注目すべき「時間帯別プラン」

オール電化住宅では、夜間に安く電気を使える「時間帯別料金プラン」(=深夜電力)が利用できます。

代表的なプランの仕組み

  • 昼間の電気料金:高め
  • 夜間(23時〜翌7時など):割安
  • 給湯器(エコキュート)は夜間の安い電気でお湯を沸かし、昼に使う仕組み

メリット

  • 夜型生活の人にはお得(夜間に洗濯・炊飯・風呂を集中させる)
  • 電力を使う家電を時間帯でうまく使い分ければ節約効果が大きい
  • ガスの基本料金がないぶん、月の固定費も抑えやすい

デメリット

  • 昼間に家にいる人は電気代が割高に
  • 冬場の暖房を昼に多用する場合は、トータルコストが高くなることも

オール電化が向いている人・向いていない人

タイプ向いている理由
夜型生活の人夜間の割安電気を活用しやすい
1人暮らし電力使用量が少なく、コスパが良いことが多い
共働きの家庭昼間は外出していて高い電気をあまり使わない

逆に、日中も在宅している人や暖房をよく使う人は、電気代が割高になる傾向があるため注意が必要です。

契約時にチェックしておきたいこと

  • 電気会社のオール電化向けプランがあるかどうか
  • 時間帯の設定や割引率は電力会社によって異なる
  • 給湯器のタイプ(エコキュート or 電気温水器)で効率が違う
  • 退去時の電気契約変更・手続きが必要かも確認

まとめ

オール電化住宅は、うまく使えば光熱費を抑えられる省エネ住宅
特に、夜間の安い電気を活用できるライフスタイルの人には大きなメリットがあります。

ただし、日中の電気使用量が多い人は注意が必要なので、
契約前には自分の生活パターンに合っているかをしっかり見極めることが大切です。

「光熱費をトータルでどう抑えるか?」という視点で、オール電化の特性を上手に活用しましょう。

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