一人暮らしで見落としがちなのが「ガス代」。
冬場のシャワーや料理、給湯などで意外と差が出る部分です。
さらに注意したいのが、「プロパンガス」と「都市ガス」の違いによる料金差。
この記事では、一人暮らしのガス代の平均と、ガスの種類による違い、節約のポイントをわかりやすく解説します。
一人暮らしのガス代、平均はいくら?
月々のガス代は、季節や使い方によって変わります。
都市ガスの場合
- 夏場:1,000円〜2,000円
- 冬場:2,500円〜4,000円
- 年間平均:月2,000〜2,500円程度
プロパンガスの場合
- 夏場:2,000円〜3,000円
- 冬場:4,000円〜6,000円以上
- 年間平均:月3,000〜4,000円程度
※プロパンは地域や契約会社によって差が大きく、都市ガスの約1.5〜2倍になることも珍しくありません。
プロパンガスと都市ガスの違いとは?
項目 | 都市ガス | プロパンガス(LPガス) |
---|---|---|
供給方法 | 地中のガス管から直接供給 | ボンベで各戸に供給(交換式) |
ガスの種類 | 主に「13A(天然ガス)」 | プロパン(液化石油ガス) |
基本料金 | 安め(1,000円前後) | やや高め(1,500円前後) |
従量料金 | 1㎥あたり100〜200円程度 | 1㎥あたり300〜500円以上になることも |
設備工事 | 都市ガス網が必要 | 設備導入が簡単、地方に多い |
停電時の強さ | 使用不可になることも | 停電時でも使える(火力も強い) |
都市ガスのほうが基本的には安いですが、地方や山間部ではプロパン物件の割合が高くなります。
ガス代を抑えるためのポイント
1. シャワーの時間を短縮する
- シャワー1分あたりのガス代はおよそ5〜8円
- 毎日5分短縮すれば、月に数百円の節約に
2. お湯の温度設定を見直す
- 冬でも設定温度は38〜40℃程度で十分
- 1℃下げるだけでもガス使用量に差が出ます
3. なるべく同時に作業する
- お風呂と洗い物など、お湯を使う作業をまとめてこなすことでガスのムダを防げる
4. ガス会社を見直す(プロパンの場合)
- プロパンガスは会社によって料金差が大きい
- 賃貸でもオーナーに相談すれば変更できる場合あり
プロパン物件を避けるには?
賃貸物件を選ぶときに、「都市ガス or プロパンガス」かを事前にチェックすることが大切です。
- 内見時に「ガスの種類は何ですか?」と必ず質問
- 記載がない場合は「ガスボンベが設置されているか」で見分けがつく
- 都市ガス表記は「都市ガス」「13A」「12A」などと書かれていることが多い
まとめ
一人暮らしのガス代は、都市ガスなら月2,000円前後、プロパンガスなら月3,000円〜4,000円以上が目安です。
ガスの種類によって光熱費に大きな差が出るため、物件選びの段階で確認しておくことが重要です。
さらに、シャワー時間の短縮・温度調整・まとめ使いなどの工夫をすれば、毎月のガス代も着実に節約できます。
光熱費の見直しは、家計管理の第一歩。ガス代も賢く抑えて、無理のない一人暮らしを楽しみましょう。
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