家計を見直すうえで避けて通れないのが「光熱費」。
けれど、「自分の家庭は多い?少ない?」と判断しにくいという声もよく聞かれます。
この記事では、世帯人数・地域・季節などによって異なる光熱費の平均額をまとめて紹介します。
家計の目安として活用してみてください。
世帯人数別の光熱費平均(月額)
世帯人数 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 合計(目安) |
---|---|---|---|---|
1人 | 3,000〜6,000円 | 2,000〜4,000円 | 2,000〜3,000円 | 7,000〜13,000円 |
2人 | 6,000〜9,000円 | 3,000〜5,000円 | 3,000〜4,000円 | 12,000〜18,000円 |
3人 | 7,000〜10,000円 | 4,000〜6,000円 | 4,000〜5,000円 | 15,000〜21,000円 |
4人以上 | 8,000〜12,000円 | 5,000〜8,000円 | 5,000〜6,000円 | 18,000〜26,000円 |
※使用状況や契約プランにより差があります
※夏冬の冷暖房使用によって上限は上がる傾向あり
地域別に見る光熱費の傾向
- 北海道・東北
→ 寒冷地のため冬の暖房費(灯油・ガス・電気)が高め
→ 年間通して光熱費は全国平均より1.2〜1.5倍になりやすい - 関東・中部・近畿
→ 比較的バランスが良く、全国平均の目安に近い
→ 都市ガス圏内ではガス代を抑えやすい - 中国・四国・九州
→ 冬は比較的温暖だが、夏の冷房使用が多い地域では電気代が上昇しやすい - 沖縄
→ ガス暖房を使わず電気依存度が高め
→ 一般的に電気代は全国平均より高め
季節別に見る光熱費の差
季節 | 傾向 | 電気代 | ガス代 |
---|---|---|---|
春秋 | 冷暖房の使用が少なく最も低コスト | 約6,000〜10,000円 | 約3,000円前後 |
夏 | エアコンで電気代が上昇 | 約9,000〜15,000円 | 約2,000〜3,000円 |
冬 | 暖房+給湯で光熱費全体が高騰 | 約12,000〜18,000円 | 約4,000〜6,000円 |
光熱費を抑える工夫の例
- 節電・節ガス型の家電や設備を導入する
- 使用しないコンセントは抜く、照明はLEDへ
- 冷暖房の温度設定を見直す(冷房28℃・暖房20℃が目安)
- 節水シャワーヘッドや自動止水付き蛇口で水道代をコントロール
- 電力・ガス会社の料金プランを比較し、適切なプランに見直す
まとめ
光熱費は世帯人数・地域・季節によって大きく変動しますが、
平均的な目安を知っておくことで、自分の家庭の支出が多いのかどうかが見えてきます。
「使いすぎかも?」と感じたら、まずは使用状況と契約プランの見直しから始めてみましょう。
無理な節約よりも、「ムダを減らす」意識が、毎月の家計にゆとりを生み出します。
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