年収400万円の方は、家賃をかけすぎると毎月の生活が苦しくなり、貯金ができない原因にもなります。
この記事では、年収400万円で無理なく暮らせる家賃の目安と、家計バランスを保つためのポイントをわかりやすく解説します。
年収400万円の家賃目安は？
家賃の理想は「手取り月収の25〜30％以内」とされています。
まずは手取りをベースに考えるのが大切です。
手取り月収の目安
年収400万円の手取り額は、約320万円前後と考えられます。
月あたりにすると約26万〜27万円が手取りです。
適正な家賃の目安（25〜30%）
- 手取り25%：6.5万円前後
- 手取り30%：7.8万円前後
つまり、家賃は6.5〜8万円以内に抑えるのが、無理のないラインです。
これ以上の家賃を選ぶと、生活費や貯金のバランスが取りづらくなる可能性があります。
家計バランスの目安（手取り26万円想定）
- 家賃：7万円（約27%）
- 食費：3万円（自炊中心）
- 光熱費：1.2万円
- 通信費：8,000円
- 日用品・雑費：5,000円
- 交通費：1万円
- 趣味・交際費：2万円
- 貯金：3万円（約11〜12%）
合計で約18.5万円
残りは突発的な出費や旅行・美容・医療費などに使える余裕として残せます。
注意したいポイント
1. 家賃だけでなく“総支出”で考える
家賃が安くても、光熱費や交通費が高くつく物件だと、結局コストが増えてしまいます。
駅近や都市部は便利ですが、そのぶん家賃が高い傾向があるため注意。
2. 管理費・共益費も含めた「総額」で見る
家賃が6.8万円で共益費が8,000円なら、実質7.6万円の支払い。
表示家賃だけで判断せず、毎月の支払い総額をしっかり確認しましょう。
3. 貯金・固定費にしわ寄せしない
家賃を優先しすぎて、貯金ができない・毎月赤字になる、というのはNGパターン。
「生活できるけど貯まらない」状態は将来的な不安につながります。
生活スタイル別の家賃目安
一人暮らしの場合
- 家賃：6〜7.5万円前後
- 間取り：1K、1DK、コンパクトな1LDKなど
- 築年数や立地の優先度を調整すれば、バランスのよい部屋探しが可能
二人暮らし・同棲の場合（世帯年収400万円）
- 家賃：8〜9万円以下（折半で4.5万円ずつが理想）
- 間取り：2DK〜2LDK
- お互いの収入状況や生活費の分担を相談して、無理のない家賃設定を
まとめ
年収400万円の人が安心して暮らすためには、家賃は6.5〜8万円以内が目安です。
家賃の割合が上がりすぎると、生活費や貯金に影響が出やすいため、総支出とのバランスがカギになります。
「住みたい部屋」だけでなく「無理のない暮らし」を意識して、ちょうどいい家賃の物件を選びましょう。
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