「そろそろ一緒に住もうか」と同棲を始めるカップルが増えていますが、
いざ暮らし始めてみると、意外と悩むのがお金の分担方法。
収入や生活スタイルの違いから、不満やモヤモヤがたまりやすいポイントでもあります。
この記事では、同棲生活でのお金の分担方法やルール作りのコツ、トラブルを防ぐための実践ポイントを紹介します。
同棲にかかる主な費用とは?
同棲すると支出はひとつにまとまりますが、負担する費目が増えるため、「何に、いくらかかるか」を明確にすることが第一歩です。
たとえば月々の支出例は以下のようになります。
費用項目 | 内容例 |
---|---|
家賃・管理費 | 家の賃料、共益費など |
光熱費 | 電気・ガス・水道 |
通信費 | ネット回線・Wi-Fi・NHKなど |
食費 | 自炊用の食材・外食費 |
日用品・雑費 | トイレットペーパー・洗剤・洗面用品など |
交際費 | デート代・プレゼント・外食など |
お金の分担、主な方法は3パターン
カップルによって合う方法は異なりますが、代表的なのは次の3つ。
1. 完全折半(50:50)
- すべての生活費を半額ずつ出し合う方法
- 平等でわかりやすく、不満が少ない
- 収入が近いカップルにおすすめ
2. 収入比で分担(例:6:4)
- それぞれの手取り収入に応じて分担率を調整
- 「家賃は彼が6割、光熱費は私が4割」など柔軟にできる
- 収入に差があるカップルでもフェアに暮らせる
3. 項目別に分担
- 「家賃はAさん」「食費・日用品はBさん」など、費目ごとに役割分担
- 管理がシンプルで、得意・不得意を活かしやすい
- 出費の偏りが出ないように定期的な見直しが必要
トラブルを防ぐためのルール作り
1. 最初に「共有と個人」の境界を決める
- 家賃・光熱費・食費などは共有費
- 趣味・ファッション・化粧品などは個人費
→ 曖昧にすると「私ばかり出してる…」という不満につながるので、事前に区別を決めておくのがベスト。
2. 家計用の「共通口座」や「家計アプリ」を活用
- 毎月決めた額を2人で口座に入れ、そこから生活費を支払う
- 支出を記録して透明性を保つ
- 家計簿アプリ(Zaim、Money Forwardなど)を一緒に使うと管理がスムーズ
3. 家事とのバランスもセットで考える
- 「多めに出してる分、家事は少なめにする」など、お金と労力のバランスを取ることも大切
- 分担に納得感があれば、トラブルの芽は小さくなります
定期的な見直しと話し合いが大切
同棲は始まりがゴールではなく、暮らしの中で「調整」していくことが前提です。
収入が変わったとき、転職したとき、家賃更新のタイミングなどで見直しをしていきましょう。
不満が出る前に、「最近バランスどうかな?」と話せる関係性を築くことが、長く心地よく暮らすコツです。
まとめ
同棲のお金の分担は、折半・収入比・項目別などいくつかのパターンがありますが、
大切なのは「2人が納得できて、続けやすい方法」を選ぶこと。
お金は毎日のことだからこそ、最初にルールを決めて、定期的に見直す習慣を持つことでトラブルを防げます。
安心して暮らせるよう、お互いの価値観や生活スタイルに合った“うちのルール”をつくっていきましょう。
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