一人暮らしや二人暮らしでアパートに住むとき、家賃だけでなく毎月かかる光熱費も気になりますよね。
実は光熱費は「物件の築年数」や「設備の種類」によって、意外と大きな差が出るポイントです。
この記事では、アパートでかかる光熱費の平均と、築年数・設備による違いをわかりやすく紹介します。
アパートの光熱費、平均はいくら?
一人暮らしの場合の月々の光熱費(全国平均)は以下の通りです。
項目 | 月額の目安 | 備考 |
---|---|---|
電気代 | 3,000〜6,000円 | エアコン使用で変動が大きい |
ガス代 | 2,000〜5,000円 | プロパンか都市ガスかで差あり |
水道代 | 2,000〜3,000円 | 定額制の物件もある |
合計 | 約7,000〜14,000円 | 季節・設備により上下あり |
夏や冬などエアコンや暖房を多く使う月は、1.5万円を超えることもあります。
築年数が古いと光熱費が高くなる理由
築年数が古いアパートほど、断熱性能や設備が劣る傾向があり、光熱費がかさみやすいです。
- 窓が単層ガラスで冷暖房効率が悪い
- 古いエアコン・給湯器は電気やガスを多く消費する
- 建物全体の断熱性が低く、室温を保ちにくい
一方で、築浅やリノベ済みの物件は以下の点で光熱費が下がる傾向があります。
- 複層ガラス(ペアガラス)で断熱性が高い
- 高効率エアコン・エコジョーズ(省エネ給湯器)などが導入されている
- LED照明・IHコンロなど電力消費を抑える設備が多い
築20年以上の物件と築10年未満の物件で、同じ使い方でも月2,000〜3,000円の差が出ることもあります。
設備別に見た光熱費への影響
- 都市ガス or プロパンガス
→ 都市ガスは料金が安く、同じ使用量でも月1,000〜2,000円の差が出ることも
→ プロパンは供給業者により料金差が大きく、長期的には注意が必要 - オール電化物件
→ ガス代がゼロになる代わりに電気代が高めになることも
→ 電力会社のプラン選びでコントロールできる余地がある - エアコンの型式と設置状況
→ 古いエアコン(10年以上)は消費電力が大きく、夏冬の電気代がかさみやすい
→ 天井が高い部屋や断熱が弱い部屋では、設定温度が低くても電気代が上がることも
節約のためのチェックポイント
- 築年数10年以内 or フルリフォーム済の物件を選ぶ
- 都市ガス対応かどうかを内見時に確認する
- エアコンや給湯器が省エネ型かをチェックする
- 水道代が定額か、実費かも要確認
契約前に不動産会社に「この物件での平均的な光熱費はいくらぐらいかかりますか?」と聞いてみるのもおすすめです。
まとめ
アパートの光熱費は、月7,000〜14,000円程度が目安ですが、
築年数や設備の違いによって数千円単位で差が出るのが実情です。
節約のポイントは、築浅・都市ガス・省エネ設備の3つを意識して物件を選ぶこと。
毎月の固定費を少しでも抑えることで、家計のゆとりもぐっと増えます。
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